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音機館ロック大阪|ロックの歴史を変えたレッド・ツェッペリンの「Ⅰ」

2016/06/16

今回はロックをテーマにして記したいと思いますが、ロックの不滅の金字塔、レッド・ツェッペリンについて、
ツェッペリンが成してきた業績を全てのアルバムを通して考察してみたいと思います。
そこで、今回は、彼らのデビュー・アルバム、レッド・ツェッペリン・『Ⅰ』を取り上げます。

Led Zeppelin 1

1・レッド・ツェッペリン登場前夜の音楽背景

レッド・ツェッペリンが結成されたのは、1968年秋のことですが、イギリスの音楽界はリズム&ブルースのみならず、
ブルース・ブームの渦中にありました。ただ、アメリカから入ってくる音楽要素、例えば、フォーク・ロック的テイストのもの、
サイケデリック、そうしたものをイギリスのロック・ミュージシャンは、独自の解釈をし、取り込んでいたのですが、
その上でブルース・ブームが長く続いていました。また、ビートルズは健在でした。

その様ななか、ローリング・ストーンズは原点回帰を施して、自らのルーツを見つめ直し、アコースティック・ブルースを
大胆に導入した、『Beggars Banquet』をリリースし、シングル、「Jumpin Jack Flach」を大ヒットさせていました。

他に渡英して、イギリス人に認められて以来、大活躍をしている、ジミ・ヘンドリックス。

さらには、2年ほどの活動でありながら、世界の音楽シーンに多大な影響を与えたクリームが解散を発表し、
また、ジェフ・ベックが自身のバンドで『Truth』をリリースしたという状況にありました。

時代は、混沌としながらも音楽シーンは活況を呈し、音楽シーンは常に新たな才能の出現を待ち望んでいたのです。

その様ななかで、ヤード・バーズの最後のギタリストであったジミー・ペイジが、レッド・ツェッペリンを結成しました。

2・レッド・ツェッペリン、『Ⅰ』に対する辛辣な批評の理由

当初、バンドはニュー・ヤード・バーズと名乗ってもなかなかイギリスでライブを行う機会に恵まれなかった
レッド・ツェッペリンは、直ぐに活動の拠点をアメリカに移し、ハードなツアーに出ました。

そして、レッド・ツェッペリンは瞬く間にライブ・バンドとして認められ、大成功を果たしました。

ですが、アメリカで1969年1月12日にリリースされたレッド・ツェッペリンの『Ⅰ』は、批評家筋に酷評をされました。
アメリカでは、雑誌・ローリング・ストーン誌を中心に批判にさらされました。

イギリスでは、ブルース純粋主義者であるキース・リチャーズ、エリック・クラプトン等々が、辛辣な言葉を浴びせました。

では、何故、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムがそんなに酷評をされたのか。

ブルース・ブームの渦中にあったイギリスはもとより、アメリカでもブルース・ロックをやるのであれば、
“如何にアメリカの黒人ブルースマンの様にプレイできるのか”が、最重要課題であったのです。

ところが、ブルース・ロックを展開したレッド・ツェッペリンの『Ⅰ』は、ブルースを音楽の1つの要素と対象化し、
自らの白人音楽としてのロック確立のための構成要素としたのです。

もっと解りやすく言えば、ブルースを目的とするのではなく、音楽創造のための手段とした訳です。

これが、レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムが酷評をされた理由です。

しかし、結果はどうでしょう。レッド・ツェッペリンの『Ⅰ』は、2016年の今日に聴いても一切風化することなく、
現在進行形の音楽であり続けています。反対に、ブルース純粋主義者の音楽は長年の風雪に耐えきれず、風化し、
人々に忘れ去られました。ブルース純粋主義者で未だに健在なのは、キース・リチャーズとエリック・クラプトンのみなのです。

結果は、レッド・ツェッペリンの、プロデューサーであるジミー・ペイジの圧倒的勝利でした。

3・レッド・ツェッペリン、『Ⅰ』の意義

Led Zeppelin 2

このアルバムが持つ最大の意義は、上述の、ブルースを音楽の1つの要素と対象化し、自らの白人音楽としての
ロック確立のための構成要素としたことにあります。当時のロック・シーンにおいて、最初の試みでした。

もう1つの大きな意義は、このアルバム全体が、ジミー・ペイジの音楽的実験がなされており、それが大成功していることです。

当初、売れっ子のスタジオ・ミュージシャンであり、ヤード・バーズのギタリストとなったジミー・ペイジには
たくさんの音楽アイディアがありました。

そのペイジの音楽アイディアが、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズ、ロバート・プラントといった天才が
集結したことにより、具現化がなされたのです。

例えば、「Baby I’m Gonna Leave You」は、スパニッシュ・ギターの要素を用いたアコースティック・ギターによるバラードと
ハードなロックの融合で、それまでのロック・シーンには全くなかった形式の楽曲でした。

この様に、「Goodtimes Badtimes 」から「How Many More Times」に至るまで、全ての楽曲において、
ジミー・ペイジの音楽的実験がなされており、それが成功を収めているのです。

プロデューサー、ジミー・ペイジは他のメンバー3人から音楽アイディアを引き出すことに、非常に長けていて、
ペイジを含む4人が化学反応を生じた結果、それまでになかった新しいバンドの様式が誕生しました。

このレッド・ツェッペリン、『Ⅰ』から、2016年の今日まで誰も到達しえなかった、ロックの高い頂へと
レッド・ツェッペリンは登りつめて行きます。

ZEPファンのみならず、ロック・ファン、音楽ファン、必聴の1枚です。

(文 葛西唯史)


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◆元某大型輸入盤店でバイヤー歴20年
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