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ヨウジヤマモトの黒を受け継ぐ──90年代Yohjiの洋服ほか高価買取。AU-PARAが紡ぐ“買取査定の美学”。

2025/10/5

文・店長(USED CD, VINYL & AUDIO & VINTAGE CLOTHING STORE AU-PARA)


【序章】当店オーパラはヨウジヤマモト(山本耀司)を高価買取します

黒い服を着る者は、いつだって時代と闘ってきた。

1980年代、ロンドンのノイズとパリの静寂が交錯する頃、
ファッションは“色と光の支配”に満ちていた。
そこに登場したのが、ヨウジヤマモト。
そして彼が放ったのは、「黒の反逆」だった。

黒は虚無ではなく、叫びである。
沈黙の中に響く低音、ルイス・コールのリズムよりも静かで、
マイルス・デイヴィスの余白よりも深い沈黙。
その黒の中で、私たちは“自分”を取り戻した。

90年代――。
東京の街に、ヨウジの黒が根づいた。
青山、南堀江、心斎橋の裏通り。
夜風に翻るコートの裾は、都市の孤独と知性の象徴だった。
そして今、時代は再びあの黒に回帰している。
服が「声」を持っていた時代へ。

当店USED CD, VINYL & AUDIO & VINTAGE CLOTHING STORE AU-PARA(オーパラ)は、
その“声”を聴き取る店だ。
90年代のヨウジを、
布の奥に潜む思想ごと買い取る覚悟がある。

当店は、大阪府、神戸その他兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県の全域へ出張買取可能。

日本全国宅配買取可能。


【第一章】ヨウジヤマモトとは、思想であり、生存の形だった

ヨウジの服は、流行ではなく哲学の延長線にあった。
「整いすぎた美」への反抗。
「傷ついた布の中にこそ、真実の息吹がある」という思想。

彼は言った。

「服は身体を飾るためのものではなく、守るためのものだ。」

90年代の東京。
原宿の喧騒の向こう、青山の裏路地には、
Y’sやYohji Yamamoto POUR HOMMEの黒を纏った青年たちがいた。
彼らは、トレンドから逃げるために服を選んだのではない。
世界から距離を取るために、黒を選んだのだ。

AU-PARA(オーパラ)に持ち込まれる90年代のYohjiの服を手に取ると、
その「孤独の香り」がまだ残っている。
解れた糸の一本一本が、当時の東京の空気を含んでいる。
それを私たちは、単なる中古服ではなく、“時代の遺構”として査定する。


【第二章】90年代ヨウジの構造――「黒」と「余白」の交響曲

1990年代のヨウジ・ヤマモトを語るなら、
構築と解体のバランスに触れねばならない。

●1994年 秋冬コレクション

漆黒のウール、長く垂れた裾、
そしてほつれかけた縫い目。
一見無造作に見えて、どこを切っても計算され尽くしている。
黒いコートの中で、人間の弱さと誇りが共存していた。

●1995年 秋冬コレクション

前は完璧なテーラード。
だが背中は切り裂かれ、ほころび、糸が踊っていた。
まるで、「社会に見せる顔」と「内側の傷」が同居しているようだった。
この二面性こそ、90年代ヨウジの核心。
AU-PARA(オーパラ)では、この時期のジャケットを特に高く評価している。
それは単なる服ではなく、構造の詩だからだ。

●1999年 春夏コレクション

黒と白のウェディングドレス。
祝福と絶望、純粋と腐敗が共存するようなショー。
モデルの一歩一歩が、生と死の狭間を歩いていた。
90年代のヨウジは、もはやファッションの領域を超えていた。
彼は“詩人”であり、“建築家”であり、“哲学者”だった。


【第三章】誰が、その黒を着たのか

ヨウジの黒を纏った者たちは、勝者ではなかった。
むしろ“敗北を知る者”たちだった。

成功を誇るより、孤独に耐える者。
群れるより、沈黙を選ぶ者。
そうした魂が、ヨウジの服に宿った。

AU-PARA(オーパラ)に持ち込まれる服の中には、
「若い頃にこれを着てパリを歩いた」と語る人もいる。
その黒いコートの襟元には、雨の夜の匂いが残っている。
ボタンの欠けたひとつひとつが、
その人の人生の“音符”だ。
だからこそ、当店では服のコンディションだけではなく、背景の記憶も査定に含める
それが、AU-PARAの査定哲学である。


【第四章】オーパラの査定――それは「対話」である

USED CD, VINYL & AUDIO & VINTAGE CLOTHING STORE AU-PARA(オーパラ)の出張買取は、
単なる金額の提示ではない。
それは、あなたとヨウジの物語を聴き取る“対話”だ。

玄関先で差し出される黒いコート。
「これは、昔、代官山のY’sで買ったんです。」
その一言に、30年分の空気が詰まっている。

査定員は静かに頷き、
裾の重み、布の呼吸、ボタンの温度を確かめる。
服の中に宿る時間を感じ取る。
それがAU-PARAの査定――モノではなく、記憶を扱う仕事だ。


【第五章】AU-PARAが評価する「90年代ヨウジ」

評価ポイント内容
1. 構造美と未完成の均衡縫製の歪み、非対称性、余白の美学を正しく評価します。
2. パリコレ期/1994〜1999年モデルYohji Yamamoto POUR HOMMEやY’s for men、Yohji Femmeなどの当時オリジナルを特に高価査定。
3. 素材の質感・タグの世代識別黒タグ、白タグ、初期赤タグなど、タグの年代識別をもとに的確査定。
4. 保存状態+背景ストーリー着用歴や思い出も「作品の文脈」として評価。
5. 付属品・ドキュメント類ルックブック、DM、当時のショッパー、インビテーション等も査定対象。

AU-PARAの買取は、“物質的価値”と“文化的価値”の両方を見ている。
だから、たとえ使用感があっても、その傷が美しいなら、価値は落とさない。


【第六章】お客様の声 ★★★★★

🌟🌟🌟🌟🌟
「20代の頃に買ったYohjiの黒コートを手放しました。
査定中、店長さんが『これは1995年の形ですね、背中のカットが特徴的です』と話してくれて、
まるで服の語り部のようでした。」
(大阪市・50代女性)

🌟🌟🌟🌟🌟
「Y’s for menを数点売却。
当時のタグやステッチを丁寧に見てくれて、
想像以上の価格に。
オーディオも一緒に査定してもらえたのがありがたかったです。」
(京都府・男性・60代)

🌟🌟🌟🌟🌟
「父の遺品整理で宅配買取を利用しました。
箱に詰めるだけで完了。
買取査定~支払いまでとてもスムーズでストレスのない買取となりましたことに感謝します。」
(兵庫県・女性・30代)


【第七章】オーパラが信じる「黒の継承」

ヨウジヤマモトの服を手放すというのは、
一つの時代を閉じることでもある。
しかしAU-PARA(オーパラ)は、
それを“終わり”とは思っていない。

むしろ、次の誰かへ渡る継承の瞬間だと考えている。
あなたの黒いコートが、また別の都市で別の魂を包み込む。
それこそが、モードの輪廻。

オーディオ、レコード、そして服。
どれも人の記憶と一緒に歳を取っていく。
AU-PARAはそれらを、“文化の残響”として保存し、再生する場所だ。


【第八章】関西全域へ――出張・宅配買取のご案内

  • 大阪市内全域(北区・中央区・西区・平野区・港区・住吉区・此花区ほか)及び大阪府内全域OK
  • 神戸その他兵庫県・芦屋・西宮・京都・奈良・滋賀・和歌山も即日対応可
  • 日本全国宅配買取OK(送料・査定・振込すべて無料)

ヨウジヤマモトの洋服をはじめ、バッグ、シューズ、アクセサリーなど高価買取。
レコード・CD・オーディオ機器との同時査定も歓迎。
それがAU-PARA流。
“音と服”――その両方に宿る美意識を、一緒に扱うことができる唯一の店。


【終章】黒は沈黙の音であり、永遠の旋律である。

ヨウジヤマモトの90年代は、
日本がまだ“モードを信じていた”最後の時代だった。
服が声を持ち、思想を纏い、人を映していた。

今、AU-PARA(オーパラ)はその声を再び聴き取り、
次の時代へと繋げようとしている。

あなたのクローゼットに眠る黒。
それは、まだ語られていない詩だ。
ぜひ一度、その物語を私たちに聞かせてほしい。


USED CD, VINYL & AUDIO & VINTAGE CLOTHING STORE AU-PARA(オーパラ)
ヨウジヤマモトの洋服をはじめ、バッグ・シューズなど高価買取。
特に90年代のヨウジ・ヤマモトを高く評価。
大阪を中心に関西全域へ出張買取。
日本全国、宅配買取もOK。


(文責:店長)

― 黒は沈黙の音。
そして沈黙こそ、最も雄弁な叫びである。


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